美容,医療

毛の仕組みについて

こんにちは、ユッカです。
前回脱毛のメリット、デメリットについてのブログを書かせていただきました。
メリット、デメリットが分かったところでまだまだ色々な疑問が出てくると思います。
今日は「毛の仕組み」について書いていこうと思います。
「毛周期」という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。
しかし、詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。
毛周期を知って脱毛を効率よく、より効果的に受けることができたらいいですよね。
簡単ですがまとめてみましたので説明していきましょう!

【毛周期について】

脱毛サロンや医療脱毛に行くと
「毛周期に合わせて脱毛をしていきます。」
とよく言われ毛周期についての説明をされるかと思います。
その時は私も「へぇ〜」と思いながら聞いていましたが、今となると全く覚えていません。笑
しかし、この毛周期について知っておくと効率的により効果的な脱毛ができるようになります。

そもそも毛周期とは、「成長初期→成長後期→退行期→休止期」の4段階のサイクルを繰り返します。髪の毛やまつ毛など全身の毛はこの周期を繰り返し、抜けたり生えたりしています。
成長初期は毛母細胞の分裂が始まり、皮膚の中でも毛の成長が始まる時期です。
成長後期は毛母細胞が活発に分裂し始め、毛がより成長し、皮膚表面に出てきている状態です。
そのため、施術に最適な状態なのがこの2つの時期です。
退行期に入ると毛の成長が止まり毛が抜け落ちる状態です。
休止期は毛が抜け落ちて次に毛の成長を始めるまでの状態です。
この退行期、休止期にレーザーを照射しても意味がありません。
その理由としては、レーザーはメラニン色素に反応します。黒ければ黒いほど反応します。
そのため、毛母細胞が活発な成長期の毛は黒色が濃く、レーザーが毛根までよく届きます。
これに対して休止期、退行期の毛はメラニン色素が薄く、あまりレーザーに反応しません。
以上のことから成長期に脱毛することが効率よく脱毛できるということなのです。

毛周期については理解できたけど、全ての毛が同じ毛周期ではないのでは?
と疑問に思った方もいるでしょう。その通りです!
身体の部位によって毛周期は変わって来ます。
頭髪以外の毛は、成長位の毛は10〜15%程度しかありません。
これが1回で施術できる割合です。
単純に計算すると
10〜15%×10〜7回=約100%
となります。つまり一般的に推奨されている脱毛回数6〜12回というのはここから来ています。

では具体的に成長期と休止期がどれくらいの期間で入れ替わるのか、部位別にみていきましょう。

部位別毛周期表

頭皮→成長期2〜6年、休止期3〜4ヶ月
口髭→成長期1年、休止期2.5ヶ月
顎髭→成長期4ヶ月、休止期1.5ヶ月
ワキ→成長期4ヶ月、休止期3ヶ月
腕→成長期3〜4ヶ月、休止期4〜5ヶ月
足→成長期4ヶ月、休止期6ヶ月
VIO→成長期1〜2年、休止期1〜1年半

このように頭髪や口髭、VIOに関しては毛が濃く、長く伸びる毛ほど毛周期のサイクルが長くなっています。

【脱毛の効果的な通い方】

毛周期について理解できたところで、成長期に入ったタイミングで脱毛をすればより高い効果が得られるということは理解できたかと思います。
しかし、
自分の毛周期なんていつかわからない!
どのタイミングで成長期になっているかわからないよ!
という方がほとんどでしょう。
実際毛周期を見分けるなんて不可能です。また、個人によって毛周期にばらつきがあったり、毛によって毛周期にばらつきがあったりするため、正確に見分けるのは不可能です。
ではどうしたらいいのでしょうか?
”成長期の毛が最も多いタイミング”を狙って脱毛することなら可能です。
1箇所の脱毛だけだったらその毛のサイクルによって脱毛をすればいいのですが、全身となるとそうはいきません。一般的に2ヶ月に1回とされているのには理由があります。
先ほども述べたように、脱毛1回につき成長期を迎えている毛は10〜15%ほどと言われています。2〜3ヶ月に1回ペースで脱毛をすると成長期のムダ毛が最も多いタイミングでの脱毛が可能です。前回の施術で休止期だった毛も順次成長期に入っていきます。2ヶ月に1度の施術は、部位や個人の差の平均を考えたタイミングになります。成長期以外の毛にレーザーを打つという「無駄打ち」を最も減らせるタイミング、サイクルになっているのです。

【ペースが短い脱毛店があるのはなんで?】

一般的には、2〜3ヶ月に1回の脱毛の施術が基本となって来ます。
しかし、最近では1か月や2週間に1回のペースで通える脱毛店が増えて来ています。
その理由は、機械の種類によります。
今度また詳しく説明はしますが、脱毛にも種類があります。
その機械の照射の強さによってペースの短い脱毛店が増えて来ています。
機械によってのメリット、デメリットがありますので自分の要望にあった脱毛サロンを選ぶことをお勧めします。

【注意!毛周期を乱してしまう行動】


せっかく毛周期に沿って脱毛の施術を行なっているのに、普段の自己処理や生活習慣によって乱してしまっては意味がありません。脱毛の効果が低くなってしまいますので注意が必要です。

・毛抜きによる自己処理
・生活習慣によるホルモンの乱れ
・日焼け

以上が気をつけたい点です。一つ一つ見ていきましょう!
まずは、「毛抜きによる自己処理」です。
毛を抜いてしまうと毛乳頭を引きちぎるため毛周期に大きな乱れをきたしてしまいます。
自己処理は電気シェーバーを使用し、優しく処理をしましょう。
カミソリで処理してしまうと肌を傷つけてしまいますので、火傷や赤み、痛みのトラブルが起こりやすくなります。また、強い炎症によって、シミやくすみの原因になります。
次に「生活習慣によるホルモンの乱れ」です。
生活習慣が乱れるとホルモンのバランスが崩れるためもう周期にも影響が出てしまいます。
仕事や人間関係などで難しい方もいると思いますが、なるべく規則正しい生活習慣を心がけましょう。
最後に「日焼け」です。
どこの脱毛サロンに行っても日焼けには注意してくださいと言われると思います。
それはレーザーが黒いメラニン色素に反応し脱毛をするため、日焼けをすると黒い肌に反応し、火傷をしてしまう可能性があるためです。

効率よく脱毛したい人は以上のことをなるべく気をつけましょう!

【まとめ】

ざっくりですが、毛の仕組みについて理解できたでしょうか?
知っているか知らないかで脱毛へ通う頻度も少しは短くなるのではないでしょうか。
毛周期は個人差がありますが、毛の仕組みを知りつつ効率よく脱毛を施術できるといいですよね!